猫には高タンパクの食事がふさわしいですが、
腎不全になってしまったら、
年齢を重ねてシニア猫になったら、
タンパク質はある程度控えめにした方がよい。
そんな時、どんなフードを選びますか?
タンパク質やリン、ナトリウムなど
腎不全の猫や、シニア期の猫にとって
気になる栄養、成分を控えたいのなら
高カロリーフードがおすすめです!
この記事では、
腎不全の猫やシニア期の猫に
高カロリーフードが良い理由を
わかりやすく説明しています。
目次
まず理解しておきたい!タンパク質は少なければいい、というわけではありません
腎不全の猫や、年齢を重ねた猫。
タンパク質を減らさなくちゃ!
そうですね、決して間違いじゃありません。
でも、ちょっと待って!
やみくもに減らすのはNGです。
なぜなら、タンパク質は
たとえ腎不全の猫でも一定量は必ず必要だからです。
タンパク質は、筋肉や内臓、血液など
体のあらゆる組織を作る原材料。
不足してしまったら、体を作ることが不十分になります。
慢性的なタンパク質不足が続くと…
- 免疫力の低下
- 体力の低下
- 基礎代謝が下がる
- 皮膚や被毛トラブルが起きやすい
など、目にはすぐ見えなくても
猫の体にさまざまな悪影響を与えてしまいます。
そして、猫は真性の肉食獣。
高タンパクの食事がよいと言われますが、
それにはちゃんと理由があります。
それは「活発すぎる糖新生」。
糖新生とは、すごく簡単に言うと
タンパク質をブドウ糖に変えて
エネルギー源にすること。
同じ哺乳類でも、ヒトや犬は
必要に応じて糖新生をしますが
(しなくてもよい時はしない)
猫は常に一定量の糖新生をしてしまいます。
エネルギー源であるブドウ糖が
足りていてもしちゃうんです。
どんな時でも一定量のタンパク質を
ブドウ糖に変換してしまうのが猫。
その一定量の分だけ、猫にはたくさんの
タンパク質が必要なんです。
そんな猫に、タンパク質が不足する食事を与えたら
猫の体は筋肉をブドウ糖に変換するようになります。
つまり、タンパク質の不足は
筋力の低下やそれにともなう体力の低下、
免疫力の低下を招いてしまうんです。
シニア猫になっても、腎不全になっても、
猫はタンパク質の不足を起こさないよう
タンパク質制限は慎重に行う必要がありますよ。
やりすぎ注意!
予防のために療法食、はNG!
絶対やっちゃダメなのが
- まだ腎不全じゃないけど予防のために療法食を与える
- キャットフードに野菜や穀物を混ぜてタンパク質を減らす
など、過剰にタンパク質を制限してしまうことや
他の食物を混ぜて栄養バランスを崩してしまうことです。
特に
まだ腎不全じゃないけど療法食を与えます。
予防になりますよね?
これは絶対ダメ。
予防にもならないし、他の病気になってしまうリスクも上がります。
絶対やらないでね。
シニア猫って何歳から?ギリギリまで待ちたいタンパク質制限
シニア猫には高カロリーフードがおすすめですよ、
というこの記事ですが、
シニア猫って何歳から?
そうなんです、ひとくちにシニアと言っても
何歳からをシニア猫と呼ぶのか、
はっきりした決まりはないんですよね。
一般的には7歳からがシニア猫、
とすることが多いようですが
腎臓ケアを考えるとき、
これはちょっと早いと感じます。
管理人もみじの感覚だと、
タンパク質制限を意識するのはもっと先でいい、
10歳~12歳くらいが適期かな、と思います。
いや、もっと遅くてもよいかも。
極端な話、腎機能の低下が始まるまでは
タンパク質制限は必要ないかな、と思ったりもします。
実際、我が家のシニア猫たちは
14歳くらいまでは高タンパク食のままでした。
もともと腎臓に器質的な問題がある場合とか
結石などで腎機能が低下しているとか、
そういう場合は年齢関わらず、
タンパク質制限を考える必要がありますが
そうでなければ、タンパク質制限は
先延ばし気味でよいと考えています。
でも、早めにタンパク質を減らしておいた方が
腎臓に負担が少なくていいんじゃないの?
はい、腎臓だけを考えるならその通り。
その通りなんですが、
腎臓だけが猫の健康に
かかわっているわけではありません。
一般的に、タンパク質を減らしたフードは
糖質(炭水化物)が増えています。
カロリーになる栄養素は、
タンパク質、脂肪、糖質の3つ。
どれかを減らしたらどれかを増やさないと
カロリーに不足が出てきてしまいます。
だから、タンパク質を減らすなら
脂肪か糖質のどちらかをその分増える。
脂肪が増えているならまだいいんです。
問題なのは、糖質が増えているケース。
特にドライフードの場合、
固形化させる必要があるので
脂肪はあまり増やせないんですよね。
結果的に糖質が増えているものがほとんどです。
猫は真性の肉食獣。
タンパク質や脂肪の消化吸収、代謝は得意ですが
糖質をうまく使いこなすのが苦手な生き物です。
多すぎる糖質は、肥満になりやすいし
糖尿病やすい炎の原因にもなります。
特に、糖尿病やすい炎は非常にやっかい。
腎不全同様、警戒しなければならない病気です。
猫の健康を考えて、腎不全にならないよう
タンパク質制限を早めにやったら
糖尿病になってしまった…
すい炎になってしまった…そんなのイヤですよね。
これが、管理人もみじが
猫のタンパク質制限はほどほどに、
年齢的にもギリギリまで待った方がよい、
と思う理由なんです。
ここまでのまとめ、シニア、腎不全の猫のタンパク質制限は慎重に!
- ただ減らせばよいというものではありません、不足に注意!
- 予防のために療法食、はNG!、絶対やらないでね
- 健康な猫ならタンパク質制限はギリギリまで待とう
タンパク質を減らしたいと思ったら?基本は高カロリーフード!
ここまで、タンパク質制限はほどほどに、
年齢的にも早すぎないほうがいいですよ、
と書いてきましたが、
長生きすればいつかは
やったほうがいいタンパク質制限。
始めるのなら、高カロリーフード、
というのが管理人もみじのおすすめです。
でも、シニア猫には低カロリーフードじゃないの?
はい、よく言われますし、
実際シニア用フードには
低カロリーのものが多いですよね。
でも管理人もみじは
すべての猫に高カロリーフードがよいと考えていますし、
シニア猫こそ、なおさら高カロリーフードをおすすめします。
その理由は
- 消化器官への負担を減らせる
- 無理なくタンパク質を減らせる
(リン、ナトリウムも無理なく減らせる)
この2つです。
高カロリーフードなら消化器官への負担を減らせる
猫が1日に必要とするカロリー。
体重や年齢によって違いはありますが
とりあえず200カロリーと仮定します。
1日200カロリーを摂取する場合。
100gあたり350カロリーのフードなら
1日に与える量は、約57g。
100gあたり400カロリーのフードなら
1日に与える量は、約50g。
※計算方法は以下の通りです。
1日の必要カロリー÷100gあたりのフードのカロリー×100
当たり前と言えば当たり前なんですが、
カロリーが高いフードのほうが
1日に与えるフードの量は少なくて済みますよね。
同じ量のカロリーを摂取するのなら、
たくさん食べる必要がある低カロリーフードより
控えめ量で必要カロリーをまかなえる
高カロリーフードのほうが
消化器官への負担が少なくて済みます。
年齢を重ねれば、消化器官の働きも鈍ります。
シニア猫、老猫こそ、
少量で必要なカロリー、栄養を摂取できる
高カロリーフードがおすすめなんです。
ここ重要!無理なくタンパク質を減らすなら高カロリーフード!
上で書いたように、
高カロリーフードのほうが
食事量が少なくて済みます。
このことが、タンパク質を
無理なく減らすことにつながるんです!
上で書いたのと同じケースで考えてみましょう。
1日200カロリーを摂取する場合。
100gあたり350カロリーのフードなら
1日に与える量は、約57g。
100gあたり400カロリーのフードなら
1日に与える量は、約50g。
100gあたり350カロリーのフードと
100gあたり400カロリーのフード。
仮に、どちらもタンパク質の
成分値が30%だとすると、
1日にどれくらいのタンパク質を
摂取することになるでしょう?
わかりやすいように、表にしてみました。
1日200カロリー摂取する場合の必要量 | タンパク質の成分値が30%の時の1日の タンパク質摂取量 |
|
100gあたり350カロリーのフード | 約57g | 17.1g |
100gあたり400カロリーのフード | 約50g | 15g |
どうでしょう?
同じタンパク質配合率なら
高カロリーフードのほうが
タンパク質の摂取量が減ることが
よくわかると思います。
高カロリーフードのほうが
食事量が少ないから、という
わかってみれば当たり前の理由なんですが
意外と盲点になっているポイントだと思います。
これは、タンパク質だけではなく
リンやナトリウムなど、
シニア期の猫、腎不全の猫にとって
気になる成分も同様に
同じ値なら高カロリーフードのほうが
摂取量は少なくなりますよ。
ここまでのまとめ、シニアや腎不全の猫に高カロリーフードがおすすめの理由とは?
- 食事量が少なくて済むから消化器に負担が少ない!
- 少ない食事量でタンパク質摂取量も無理なく減らせる!
高カロリーのドライフードを探してみた!
管理人もみじは、若い猫でもシニア猫でも、
高カロリーのフードを与えることが多いです。
100gあたり400カロリーくらいのものがほとんど。
でも、我が家の16歳猫たちが
うっすら腎不全の気配を見せたのをきっかけに
さらに高カロリーのフードを探すようになりました。
ただ高カロリーなだけではない、
シニア猫、腎不全の猫に適した
栄養バランスと品質を、となると
なかなかコレ!というものがなく
苦労しましたが、見つけましたよ!
ブラバンソンヌ
ブラバンソンヌは、Suga Japan という会社が
製造、販売しているキャットフード。
製造はベルギーで行っているようです。
基本成分値 | |
タンパク質 | 30% |
脂肪 | 22.5% |
粗繊維 | 3.5% |
灰分 | 7.5% |
水分 | 9% |
主な原材料(シニア猫用エイジングケア)
チキン、白米、玄米、動物性油脂(チキン由来)、チキン生肉、エンドウマメ、亜麻仁、高消化性エンドウ豆タンパク質、加水分解チキンタンパク質、サーモンオイル、ビール酵母、乾燥チコリー(フラクトオリゴ糖、イヌリン)、ビタミン類(A、D3、E、K、B1、B2、B6、B12、ナイアシン、B5、葉酸、ビオチン、塩化コリン、C)、アミノ酸類(DL-メチオニン、L-リシン、L-トリプトファン、L-カルニチン、タウリン、アルギニン、シスチン)、ミネラル類(鉄、銅、亜鉛、マンガン、ヨウ素、セレニウム)、乾燥南極オキアミ(EPA、DHA)、セルロース、タンポポ根エキス、乾燥ニンジン、乾燥リンゴ、乾燥カポチャ、乾燥クランベリー、乾燥ブルーベリー、グルコサミン、コンドロイチン、緑イ貝、酸化防止剤(αトコフェロール、ローズマリー抽出物)、ブドウ種子エキス
カロリー 447kcal/100g
リンの成分値 0.8%
値段:1kg 3410円
コスパ:10gあたり34.1円
ブラバンソンヌシニア猫用のカロリーは
100gあたり447、というハイカロリー。
シニア猫、腎不全の猫、食が細い猫さんたちにとって
とてもありがたいフードです。
原材料はすべて人が食べられるレベル、
(ヒューマングレード)
副産物や食品添加物も不使用、
安全性の高いフードだと思います。
原材料の先頭にある「チキン」は
どうやらディハイドレイテッド、
低温でゆっくり脱水した肉のようです。
いわゆるミールとは違います。
干し肉みたいな感じなのでしょうか?
リン値は、0.8%。
腎臓の療法食に比べるとやや高めですが
普通食のフードとしてはむしろ低い方です。
シニアでも健康な猫ならなんの問題もありません。
腎不全の猫さんだと、
血液検査でリン(P)が高いようなら
リン吸着剤を使用した方がよいかもしれませんが
血液検査でリン値が正常範囲内なら
まだあまり気にしなくてもよいと思います。
実物はこんな感じ。
ブラバンソンヌのタンパク質の摂取量は
どれくらいになるでしょうか?
1日の摂取カロリーを200とした場合で
計算してみると、1日あたり45g食べることになります。
この場合の1日のタンパク質摂取量は13.5g。
高カロリーなぶんだけタンパク質の摂取量が減ります。
ブラバンソンヌと同じ、タンパク質30%で
100gあたり350カロリーのフードだと
1日57g食べることになりますが
この場合の1日のタンパク質摂取量は17g。
13.5gと17g。
カロリー値の差が大きいせいで
1日のタンパク質摂取量に
これだけの違いが出てきます。
ブラバンソンヌ、シニア猫、腎不全の猫に向いているラインナップは?
ブラバンソンヌのキャットフードは
現在5種類。
その中で、シニア猫、腎不全の猫に向いているのは
シニア猫用エイジングケアと子猫用の2種類です。
子猫用はシニア猫や腎不全の猫には
ダメじゃないの?
いえいえ、そんなことはありません。
多くのキャットフードで年齢別のラインナップがありますが
管理人もみじは年齢で決めるのではなく
必要な栄養バランスで決めるのがよい、と考えています。
シニアや腎不全の猫に必要な栄養バランスは
- ほどほどのタンパク質
- 多めの脂肪(ハイカロリーになる)
- 控えめな糖質(糖尿病やすい炎リスク回避)
- 適度なリンとナトリウム値
このあたりが大切だと考えますが
ブラバンソンヌの子猫用は
この4つの項目すべてを満たしています。
なので、シニアや腎不全の猫にも大丈夫。
フードメーカーの提唱する
年齢別ラインナップに惑わされず
個々の猫さんにあった栄養バランスを求めることが
大切だと思っています。
とはいえ、シニア用と子猫用、
どちらか迷ってしまったら
まずはシニア用をおすすめしたいです。
シニア用のほうが
- タンパク質控えめ
- 玄米使用(低GI)
など、よりシニアに特化した
栄養バランス、原材料になっているからです。
というわけで、
- シニア用エイジングケア
- 子猫用
という順番でおすすめ、という感じでしょうか。
残念ながら、他の3つは
シニア用や子猫用に比べると
糖質がちょっと多いんですよね。
だからおすすめしません。
高カロリーのウェットフードを探してみた!
管理人もみじは、猫の食事に
ウェットフードを取り入れることを
強くおすすめしています。
なので、シニアや腎不全の猫さんにも
ぜひウェットフードも食べてもらいたい!
というわけで、探してみたんですが…
すみません、ありませんでした、とほほ。
ただカロリーが高い、というだけなら
いろいろ選べます。
でもリン値が控えめでタンパク質も控えめで、
となると、探してみた範囲ではほぼなかったんです。
以前はいくつかあって、管理人もみじも愛用していましたが
コロナの影響か、今はどれも終売か販売休止状態。
というわけで、ウェットフードなら
今は療法食をおすすめしたいです。
腎不全じゃない猫に療法食はダメって
言ってなかったっけ?
はい、ドライフードならその通り、
健康な猫に腎臓の療法食はNGです。
でもウェットタイプの療法食となると
事情が変わってくるんです。
その理由は、
- ドライに比べると糖質が少ない
- タンパク質量が極端に少ないわけではない
商品によって違いがあるので
すべての療法食ウェットが
当てはまるわけではないですが
腎不全でなくても、年齢を重ねて
腎臓ケアが必要になってきた猫さんには
おすすめのものもあるんですよ。
我が家の16歳猫たちも
ウェットフードは療法食を与えることが多いです。
選んだ基準は
- 糖質が少ないもの(10~20%くらい)
- タンパク質が少なすぎないもの
(30%くらいのもの) - 原材料の品質がよく、安全性が高い。
この3つです。
スペシフィック FKW 腎心肝アシスト
スペシフィックは、デンマークの療法食専門ブランド。
ヨーロッパでのペットフードの安全基準、品質向上を管理している
「FEDIAF(欧州ペットフード産業連盟)」による
安全性・栄養基準をクリアしています。
合成添加物はほぼ不使用、安全性の高いフードです。
基本成分値 | |
タンパク質 | 7.9% |
脂肪 | 10.0% |
粗繊維 | 2.3% |
灰分 | 3.2% |
水分 |
73.4% |
リン | 0.14% |
原材料
豚肉、魚類、ヒマワリ油、ト ウモロコシ、魚油、粉卵、粉末セルロース、ミネラル類 (Ca、K、Mg、Cl、Cu、Fe、 Zn、Mn、I、Se)、ビタミン 類(VE、VK、VB1、VB2、 パントテン 酸 、V B 6 、 VB12、ナイアシン、葉酸、 ビオチン、コリン)、サイリウ ム種皮、デキストロース、キ シロース、タウリン、L-カル ニチン
100gあたり158カロリー
乾燥重量計算後のリン値 0.52%
乾燥重量計算後のタンパク質 30%
乾燥重量計算後の糖質 12%
値段:100g 286円(参考価格、お店により値段に違いあり)
コスパ:10gあたり28.6円
スペシフィックFKWのカロリーは100gあたり158カロリー。
管理人もみじが調べた限りでは、療法食、普通のウェット、
両方あわせても一番ハイカロリーなウェットフードです。
シニア猫や腎不全の猫には
とても心強いウェットフードですよ。
また、上の表だと、リン値は0.14%となっていて
すごい少ない!と思うかもしれませんが
これはウェットフードに水分が多いからです。
水分が70%以上を占めているので
相対的に他の数値が小さくなります。
このままだと、水分が10%くらいのドライフードとは
比較できないので、水分を抜いて計算し直したのが、
原材料の下に書いてある、
「乾燥重量計算後」というやつ。
これだと、
- リン 0.52%
- タンパク質 30%
- 糖質 12%
となります。
さすがの療法食、リンはかなり少なめで
タンパク質はそこそこ、糖質も少なめ、
なかなかよい数字だと思います。
我が家の16歳猫たちも
ウェットフードのメインはスペシフィックFKW、
腎臓ケアの心強い味方です。
アニモンダ インテグラプロテクト ニーレン
アニモンダはドイツのプレミアムフードブランド。
普通のフードだけではなく、
療法食のラインナップも豊富です。
ドイツでは、ペットフードにも
人が食べられるレベルのものを使うことが
法律で定められています。
アニモンダも、もちろんヒューマングレード。
合成添加物もほぼ不使用なので
安全性の高いフードだと思います。
基本成分値 | |
タンパク質 | 7.8% |
脂肪 | 10.5% |
粗繊維 | 0.7% |
灰分 | 1.5% |
水分 | 77% |
リン | 0.16% |
原材料
肉類(豚、鶏)、ポテト、キャノーラオイル
野菜副産物、ミネラル
100gあたり127カロリー
乾燥重量計算後のリン値 0.7%
乾燥重量計算後のタンパク質 33%
乾燥重量計算後の糖質 10%
値段:100g 440円(この価格帯が一番多いです)
コスパ:10gあたり44円
アニモンダは、上に書いた通り、
ヒューマングレード食材を使用した
安全性の高いフードです。
単に人が食べられる、というだけではなく
- チャイナフリー(中国産の食材不使用)
- 遺伝子操作された食材不使用
- 健康な動物の肉のみ使用
といった、他にはない独自の厳しい基準があり、
有害物質を極力避ける必要のある
腎不全の猫にとって、心強い味方になってくれるでしょう。
チキン以外にも、豚肉、七面鳥、牛など
味のバリエーションが6種類あるので
好き嫌いのある猫さんにも
好みのものを見つけやすいです。
また、腎不全の療法食としてはとても珍しい、
【グレインフリー】、穀物不使用なのも大きな特徴。
穀物アレルギーのある猫さんにも与えられる、
数少ない腎臓ケアフードです。
リン値が0.7%、
すでに腎不全になってしまっている猫さんには
やや高めの数値なので
気になるようなら、リン吸着剤との併用がおすすめです。
まとめ、高カロリーフードで無理のない腎臓ケアを!
まだ健康だけど年齢を重ねて腎臓ケアを考えたい。
腎不全になってしまったけれど
療法食は食べてくれない、療法食は品質的に心配。
そんな猫さんたちには、
高品質の高カロリーフードを強くおすすめします!
我が家の16歳猫たちも、
ファインペッツとブラバンソンヌ、時々ナウフレッシュ、
ウェットフードはスペシフィック、という組み合わせで
日々の腎臓ケアをしています。
腎臓ケアには、高品質であることと、
しっかりカロリーを摂れて
気になる成分を無理なく減らせるハイカロリーであること、
この2つが重要なポイントになってきます。
あなたの愛猫が、長く健やかに過ごせるよう
この記事が少しでも役に立てたらとてもうれしいです。
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