【サプリメント】腎不全の猫にコルディ、効果はあった?半年与えてみた結果は?

猫の腎不全

我が家の猫、ナナは現在16歳。

若いころの重度の肥満と肝機能低下を乗り越え、
その後は長く健康を維持できていましたが、
去年あたりからBUNとCreが
じわりと上昇してきました。

この記事は、愛猫ナナに
サプリメントの「コルディ」を半年与えて
どうだったのか?というレポートです。

先に管理人もみじの感想を言ってしまうと
「微妙だけど効果はあったような気がする」
という、少々あいまいな感じなのですが
血液検査の結果なども公開して
読んでくださったあなたの参考になればいいな、
と思ってのレポート記事にしてみました。

「コルディ」とは?どんなサプリメント?

コルディは、冬虫夏草のサプリメント、
(株)モノリスという企業で
製造、販売をしています。

冬虫夏草とは?

名前から連想されるのは
虫と草ですが、冬虫夏草って、実はキノコです。

セミや蛾などの幼虫に菌体を付着、寄生し
寄生した虫から養分を吸い取り成長して
虫の体からキノコを生やすんです。
ちょっと気持ち悪いですね。

このキノコの部分に様々な効能があり
漢方薬として、古くから珍重されてきました。

コルディの冬虫夏草は国産培養

天然の冬虫夏草は希少価値が高まり
非常に高価なものになっていますが
コルディの冬虫夏草は、培養されたものです。

天然冬虫夏草から分離された菌:「蝙蝠蛾拟青霉」と100%同じDNAと同定された菌をGMP基準に準拠した自社工場で培養し、製品化することで低コストで、安定生産できる体制を整えています。
(コルディのHPより抜粋)

ちなみに、商品名「コルディ」の由来は
Cordycepsから来ているようです。
読み方はコルディセプス、
虫に寄生する菌類の総称だそうです。

コルディの効能と、腎不全の猫に与えたきっかけ、理由とは?

2年前、我が家には白血病キャリアの
チャコという猫がいました。

このチャコが悪性リンパ腫を発症してしまい、
その時使ってみようと購入したのがコルディでした。

免疫力を高め、ガンやリンパ腫に対する
抑制作用があると聞いたからです。

しかし、チャコは一気に病状が悪化し、
コルディが手元に届いたころには
旅立ちの時を迎えてしまっていました。

未開封のまま、すっかり忘れていたコルディでしたが
ある日納戸の整理をしていたら
ぽろっと出てきた。

しかしその時点で我が家には
ガンやリンパ腫を患う猫はいませんでしたし
格別免疫力を強化する必要性のある猫もいません。

さて、どうしようかなコルディ…?
いらないかな?

と思いつつ、あらためて
コルディの主成分である冬虫夏草について
調べてみたんです。

コルディはサプリメントなので
製造元のモノリスも具体的な効能は
はっきりとは謳っていませんし
免疫力強化とガン抑制の体験談くらいしか
載せていなくて、
もう少し詳しい情報が知りたかったんですよね。

そうしたらなんと!

冬虫夏草には腎臓の線維化を防ぎ、また腎臓の炎症を抑制するはたらきが報告されており、腎臓障害予防効果など腎臓保護作用が期待されています。
(わかさ生活HPより抜粋)

 

冬虫夏草は、腎臓の5/6を切除したCRF(慢性腎機能低下)ラットに対し、BUNやクレアニチンの排泄促進、尿細管の保護、糸球体の圧力低下、細胞性免疫機能改善などの作用により腎不全の進行を抑制し、死亡率を低下させた。
腎機能は年齢と共に低下するが、冬虫夏草は老齢ラットの腎尿細管上皮細胞のDNA合成を促進する。
(大山漢方堂薬局HPより抜粋)

他にも色々なサイトで、
冬虫夏草には、腎機能の改善や
腎不全の進行を抑えるのに
効果がある、ということが
書かれていたんです!

これは我が家の猫に試してみても
いいんじゃないか?…

コルディのHPには、猫の腎不全について
特に効果を期待させるような
記載はありませんでしたが、
冬虫夏草そのものに腎機能改善の効果があるなら
飲ませてみてもいいんじゃないかな?

そう思ったのが、
愛猫ナナにコルディを与えるきっかけになりました。

腎不全の猫にコルディ、どんな風に与えた?

冬虫夏草は腎不全にも効果があるらしい。
調べてみてそのことがわかりましたが、
正直、そんなに期待はしていなかったんです。

冬虫夏草が腎機能改善に効果があるとわかっても
コルディそのものはそこにほとんど触れていませんし
ぶっちゃけ、腎臓は再生しない臓器なので
サプリメントの効果ってどうなの?と
思う気持ちも強かった。

とりあえず、このまま捨てちゃうのはもったいないし
与えて害はなさそうだし、やってみるか、
くらいの気持ちで始めました。

だから与え方も結構いい加減で(汗

コルディのHPには、与え方について

1日分の目安量を2回以上、できれば1日5回以上に小分けにして与えてください。
(コルディHPより引用)

と、あるんですが、
1日2回だったり1回だったり、
うっかり忘れてしまう日も時々あったり(汗
という感じでした。

与えていたのは、画像左側の青い袋、
コルディMのほうです。

付属のスプーン半分くらいの量を
1日1~2回与えていました。

付属のスプーンだと、すり切りで
0.9~1.1g、ということですが
しっかりすり切りにしないで
なんとなく半分くらい、という
わりと適当な感じで計っていました。

見た目感覚だと、0.7gくらいでしょうか。

わかりやすいよう、黒いお皿に入れてみました。

黄色い粉、かなり細かいです。
特に匂いはありません。

ウェットフードに混ぜて
与えていましたが、
ナナはまったく気にせず食べていましたね。

虫から生えるキノコ、と聞くと
クセのある風味や味を想像してしまいますが
そうでもないようです。

コルディを半年与えてみた結果は?

我が家のかかりつけの動物病院では
血液検査をすると、
過去の検査結果も載せてくれるので
比較しやすいです。

というわけで、血液検査の結果です。

今回の成績、という欄が
現在の血液検査の結果です。
検査日は5月28日。

右端の検査結果が前回の分。
去年の11月22日。

コルディを与え始めたのは
去年の12月初めから、
半年弱、与え続けたことになります。

画像の文字が細かくて見えづらいので
腎臓に関わる数値、BUNとCreだけ、
表にしてみました。

  BUN Cre
前回検査(11月22日) 33.0 2.43
今回検査(5月28日) 30.6 2.28

BUNとCre、どちらも減ってますよね、
ちょっぴりですけど^^;

Creは、筋肉量にも影響されるのですが
(筋肉が多いと数値高め、少ないと低めになる)
前回と今回で、体重の変動はほとんどなかったので
筋肉量もさほど変わっていないと思います。

このちょっぴりの減少を、どう評価するかなんですが、
実際のところどうなんでしょうね。
誤差の範囲とみるか、良いきざしとみるか。

微妙だなーーーって思うんです。

管理人もみじは、
わりと物事を悲観的に見てしまうほうなので
こんな記事書いておいてなんですが
誤差の範囲じゃないかな?と思ってしまうんです。

ただ、悲観的に見ても
現状維持はできていると思います。
約半年、現状維持ができたのは
腎不全としてはまずまずかな、と。

これがコルディのおかげなのかどうか、
確信はできませんが、
この期間、コルディ以外に
新たに始めたケアはないので
コルディのおかげかな???とは思っているのですが。

冬虫夏草のサプリメント、コルディを試してみる!

コルディには、MとGの2種類があります。
コルディHPを見ると、猫は問答無用でGがおすすめみたいですが
ペルシャなどの短頭種の猫さんや、
甲状腺機能亢進症になりやすい高齢の猫さんは
Mのほうが安全かな、と思います。

まとめ、試してみる価値はあるかも!

管理人もみじが愛猫ナナに
コルディを与えてみた感想は
試してみる価値はあるかも!でした。

なので、今後も継続して与えるつもりです。

今のナナは食欲も元気もあり、
BUNやCreもまださほど高くはありません。

慢性腎不全は治らない病気なので、
食欲と元気を維持している今の状態を
維持することがなによりも大切。

半年試したコルディで
現状維持ができたのなら、今後も継続、
という方針です。

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