肥満や糖尿病の原因!猫にとって糖質は敵?とは限らない話とその理由2つ

猫にとって炭水化物は敵?猫の食事、栄養

「猫に炭水化物は必要ありません」
最近このような謳い文句を掲げるキャットフードメーカーが増えました。

このブログでも、管理人もみじは炭水化物(糖質)の過剰摂取は
肥満や糖尿病の原因になることを書いています。
猫にとっての糖質~肥満や糖尿病の原因に?!ドライキャットフードだけ、にご用心

そんな記事を書いておいてなんですが
本当に、猫に糖質はいらないものなのでしょうか?

猫にとって糖質とはどういうものなの?

猫は肉食動物、もともと糖質の消化が苦手です。

人と違い猫は唾液にアミラーゼが含まれていませんし、
膵臓から産生されるアミラーゼの量も人や犬に比べると少ないです。

こういう体を持った猫が糖質を過剰に摂取すれば
多大なインスリン分泌を繰り返すことで膵臓が疲弊し、
膵炎や肥満、糖尿病になるリスクが増大するでしょう。

じゃあ猫には「糖質ゼロ」が良いんですね??

消化が苦手だし、膵炎や肥満、糖尿病になるかも知れないし。
猫にとっていいところナシのように思える糖質。

ならば猫にとっては「糖質ゼロ」が理想的な食事なのでしょうか?

糖質悪玉説をぶちあげておいて、
ちゃぶ台ひっくり返すみたいで申し訳ありませんが
管理人もみじは、猫にも糖質が少しではありますが必要だと思っています。

正確に言うと、あってもいいと思ってます、かな?

猫に糖質、ちょっぴりならいい、その2つの理由とは?

1、ちょっぴりなら猫でも消化できる糖質

猫が糖質の消化が苦手なことを書きましたが、
状況次第では、それなりに消化できるんです。

キャットフードに利用される糖質はほとんどがデンプンです。
米とか麦とかトウモロコシとか。

このデンプンには「糊化」(こか)という性質があって、
水分と熱を加えると、粘りが出て柔らかくなって消化もよくなります。

「糊化」と言葉で書くとなじみがなくてわかりにくいですが、
日本人の代表的主食「ご飯」、これがデンプンを糊化させることで
食べやすく、消化しやすくしている最も身近な例。
生のお米を炊飯器で炊くとおいしく食べられるのは
お米が水分と熱で「糊化」するからなんですね~。

で、キャットフードに含まれる米や麦などのデンプンですが、
ほとんどのキャットフードは加熱してますし、水分も加えてます。
製造過程でデンプンは水分と熱でしっかり糊化できている、
というわけで、猫にとってもそれなりに消化しやすいものになっているんです。

だからちょっぴりならあってもいいと思ってます、糖質。

多すぎると、相対的にタンパク質や脂肪が不足するし
いくら消化しやすくても、アミラーゼが不足しやすい猫には
負担が大きすぎますけどね、ちょっぴりなら大丈夫。

2、糖質+繊維質=炭水化物。猫にも繊維質は絶対必要!

炭水化物が糖質と繊維質に分類されることは
知ってる方も多いと思いますが、この繊維質は
ヒトだけではなく、猫にとってもとても大切なものなんです。

キャットフードの場合、糖質は米や麦、豆類などに多く含まれる
炭水化物として摂取しているので
糖質をゼロにする、炭水化物をゼロにする、ということは
(現実問題としてドライキャットフードでは
製造上、炭水化物をゼロにするのは無理なんですが)
炭水化物に含まれる繊維質も摂取できなくなっちゃうんです。

繊維質は、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類ありますが、
猫にとって特に重要なのが水溶性食物繊維。

肉食獣にふさわしい、高タンパク、高脂肪の食事だと
腸内に悪玉菌が増えて腸内環境が悪化しやすいです。

そこで大切なのが水溶性食物繊維。
腸内で善玉菌のエサになってくれるので
腸内環境を整えるのにとても役に立つんです。

猫にふさわしいとされる、高タンパク、高脂肪の食事であればあるほど、
食物繊維の存在はより重要になってくるでしょう。

まとめ

多すぎる糖質は、猫の体に負担が大きく
肥満や糖尿病の原因にもなりかねないのですが、ちょっぴりなら大丈夫。

肉食獣の猫にとって理想的な食事、糖質が少なく
高タンパク高脂肪であればあるほど腸内環境が悪化しやすく
それを防ぐために、食物繊維を取ることも大切になってきます。

食物繊維も糖質も、炭水化物として摂取することがほとんどなので
取りすぎに注意しつつも、上手に取り入れることが
猫の健康と長生きのために重要になってくるでしょう。

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