あなたは愛猫にどんな食事を与えているでしょうか?
「我が家はカリカリだけ」という飼い主さんが多いかな?
ドライフードにはドライフードの良い点がありますが
管理人もみじは愛猫の健康と長生きのため、
ウェットフードを食事に取り入れることを強く提案します!
目次
猫のウェットフード、主食にするなら総合栄養食を
知ってる人も多いと思いますが、ウェットフードには
総合栄養食と一般食があります。
総合栄養食とは、猫にそれだけを与えても
ある程度栄養バランスがとれるもの。
肉や魚などの食材にミネラルやビタミンを添加しています。
一般食は基本的に食材だけ。
ミネラルやビタミンを添加していないものがほとんどで
おやつにはよいですが、主食にしてしまうと
栄養バランスがかなり悪いです。
主食にするなら総合栄養食のウェットフードを。
この記事でも総合栄養食のウェットフードについて書いています。
猫にとって、優れた点がいっぱいあるウェットフード
猫のウェットフードには、ドライフードにはない優れた点があり、
食事に取り入れないのはもったいない!
では、いったいどんなところが優れているのでしょうか?
水分が多い
猫の原種は砂漠地帯が原産地。
水が不足しがちな地帯で生き抜くために
少ない水分量でも生きていける体になっています。
だからあまり自分から水をたっぷりとは
飲んでくれないことが多く
そのことが膀胱炎やストラバイトなどの
必尿系トラブルにつながりやすいのです。
標準的なドライフードの水分量は10%くらいですが、
ウェットフードの水分量は75%~80%くらい。
ウェットフードを100g食べれば75g~80gくらいの
水分が摂取できる、というわけで
自分からあまり水を飲まない猫にとって、ウェットフードは
食事のついでに水分補給ができる優れものなのです。
タンパク質が多い
猫は肉食獣。
そのためタンパク質が多い食事のほうが体に合っています。
一般的なドライフードよりもウェットフードのほうが
タンパク質の含有率が高く、猫の食性にぴったり。
え?ドライフードのほうがタンパク質多くない?
だってウェットフードだとタンパク質って10%くらいしか
入ってないよ?
そう思ったあなた!
猫のストラバイトや膀胱炎、含流アミノ酸を積極的に摂取する方法とは?
を読んでみていただけませんか?
ウェットフードのほうがタンパク質が豊富に含まれている場合が
ほとんどであることをわかりやすく説明しています。
含硫アミノ酸が多い
含硫アミノ酸は、ストラバイトや膀胱炎の予防、治療に
不可欠のものでドライフードだけでは不足しやすい、と
管理人もみじは考えています。
含硫アミノ酸ってなんですか?
すみません、唐突に含硫アミノ酸とか言われても
なんのことだかわかりませんよね。
含硫アミノ酸については
猫にとっての含硫アミノ酸~ストラバイト予防や対策に不可欠!
で詳しく説明してるので、読んでいただけるとうれしいです。
簡単に言うと、猫のオシッコを酸性に導いてくれる、
猫の膀胱炎やストラバイト対策に大切なものなんです。
含硫アミノ酸は、熱で分解されやすい性質があるので
ドライフードより加熱時間や温度が控えめと思われる
ウェットフードのほうが多く含まれているのです。
ウェットフードが猫にとってよい、最大の、最重要な理由とは?
上に書いた3つのウェットフードの優れた点もとっても大切ですが、
猫にとってウェットフードの最大の「よいこと」は
「糖質が少ない」ことなんです。
良質なウェットフードなら、糖質は限りなくゼロに
近くなっているものも多いです。
糖質が少ないと何がいいのかな?
うむ、われわれ猫族の本来の
食事に近いものになるんですな。
猫せんせいのおっしゃる通り、
猫は真性肉食獣、本来の食生活は
捕らえた小動物や昆虫などを食べるスタイルです。
エネルギー(カロリー)になる栄養素は
タンパク質、脂肪、糖質(炭水化物)の3つだけですが
獲物を捕らえて食べる食生活では
エネルギー源になるのはほとんどがタンパク質と脂肪、
糖質は捉えた獲物のお腹に入っている
穀物などからちょっぴり食べるくらいです。
管理人もみじが強くおすすめするウェットフードは
糖質が少なく、タンパク質と脂肪が多め、
肉食獣本来の食生活に近い栄養バランスになっているんです。
肉食獣の猫にとって、「糖質はちょっぴりで十分」が
管理人もみじの考えですが、
ウェットフードは、まさに「ちょっぴり」がかなう
猫の食性にぴったりマッチする食事なんです。
多すぎる糖質が猫にどういう影響があるのか?
こちらもあわせて読んでみてくださいね!
ドライとウェット、糖質がどれくらいあるかを比較してみた
ウェとフードは糖質が少ないですよ~、と言われても
ピンと来ない人も多いと思います。
キャットフードの表示では、
タンパク質や脂肪の量を表示する義務はあっても
糖質の量を表示する義務はないので
フードの袋などを確認しても
そのフードにどれくらい糖質が入っているかを
目で確かめることができないですからね。
そこで、パパっと計算して、
ドライフードとウェットフード、
それぞれの糖質量を比較してみました。
画像は、イタリアのフードメーカー、アルモネイチャー。
左がホリスティックドライフードのフレッシュチキン、
右がオーガニックウェットフードのチキンです。
フードの袋、パウチの底面に記載されている
栄養バランス、成分分析値は以下の通り。
ドライフード:
タンパク質32%、脂肪16%、粗繊維1.5%、灰分7.2%、水分9%
ウェットフード:
タンパク質9.5%、脂肪5%、粗繊維0.2%、灰分2%、水分82%
あれ?糖質は書いてないですね。
そうなんです、ほとんどのキャットフードの成分分析値には
糖質は記載されていません。
なのでパパっと計算して糖質の量も含めて表にしてみました。
ドライフード | ウェットフード | |
タンパク質 | 32% | 9.5% |
脂肪 | 16% | 5% |
粗繊維 | 1.5% | 0.2% |
灰分 | 7.2% | 2% |
水分 | 9% | 82% |
糖質 | 34.3% | 1.3% |
わぁ、糖質の34.3%と1.3%って
すごい差ですね!
うむ、きちんと計算してみないと
これはなかなかわかりませんな。
どうでしょう?
ドライフードとウェットフードとでは
糖質量にかなりの違いがあることがわかると思います。
キャットフードもいろいろ、
ドライでもかなり糖質が少ないものもあれば
ウェットフードでも穀物などを入れて
少し糖質を増やしているものもあります。
しかし、おおむねウェットフードのほうが
糖質はかなり少ないですよ。
ところで糖質の量ってどうやって出したの?
フードの袋とかには書いてないのに??
ハイ、パパっと計算しました。
簡単な引き算だけですぐできますよ~。
下の記事に方法が書いてあるので
あなたが今与えているキャットフードの
計算もぜひやってみてくださいね!
まとめ
このように、猫にとってウェットフードは優れた主食になります。
今までドライフードだけを食べてもらっていた飼い主さん、
今日からウェットフードを試してみませんか?
管理人もみじは猫の健康と長生きのため、
ウェットフードを食事に取り入れることを強くおススメします。
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