丸わかり!腸活に必要な猫の食事、猫の腸活歴13年の経験でご紹介!

猫の【腸活】腸内環境改善

この記事では、管理人もみじが実際に行っている
猫の【腸活】のやり方、
なかでも食事の選び方についてご紹介します。

管理人もみじは、猫の【腸活】を13年間続けています。
その中で培ったノウハウ、全部公開しますよ!

どんな食事をどんな組み合わせで与えているか、
具体的な商品名も含めて、
記事を読んでくれたあなたがすぐに実行できるように
詳しく、わかりやすく説明しています。

また、猫の【腸活】について、食事やサプリメントなど
全体的な考え方を書いた記事もあるので、
まだ読んでなかったら、ぜひ読んでください!

食事選び、ウェットフードとドライフード、どちらも与えます

管理人もみじは、猫の食事はウェットフード主体にすることを
強くおすすめしています。

腸活のための食事選びでも、やっぱりウェットフード。
ウェットフードは水分が多いので、
水分が少ないドライフードより、消化がいいんです。

食べたものをきちんと消化するのは腸活の基本。
そのためにも食事はウェットフード主体にすることをおすすめしますよ。

じゃあ、ドライフードはあげなくていいの?

いえいえ、それがそうでもないんです。

ウェットフードの多くは、糖質がとても少ない、
もしくはまったく含まれていません。

猫は肉食獣、タンパク質と脂肪をエネルギーにする能力が高く
糖質(炭水化物)は特に必要としないんですが、
極端に糖質の少ない食事は腸内環境を悪化させやすいんです。

だから、ドライフードも取り入れて
糖質を少し摂取してバランスを取る必要がある、
と考えています。

猫の腸活におすすめのウェットフード、ドライフード

ここでは管理人もみじが実際に猫に与えている
フードをいくつかご紹介します。

これじゃなきゃダメ!というわけではありません。
猫の腸活に興味をもってくれたあなたが
すぐに実行できるよう、具体的な商品を紹介しますが
他にもよいフードはたくさんあります。

とりあえずご紹介するフードを試すもよし、
じっくり考えて別のフードを選ぶもよし、だと思ってくだされば。

ウェットフードおすすめ

【選んだポイント】

  • タンパク質がほぼすべて動物性のもの
    (グルテンなど植物性タンパク質を多用していないもの)
  • タンパク質に副産物、由来の不明なものを使用していない
  • タンパク質:脂肪の比率が2:1くらいのもの
  • もちろん総合栄養食で

アズミラ

長年人気のある、
老舗ペットフードブランドです。
ビーフとフィッシュ、2種類ありますが、
ビーフは脂肪多めで糖質少なめ、
フィッシュは脂肪少なめで糖質多め。
組み合わせるドライフードや
猫さんの状態によって
うまく使い分けてくださいね。

値段:156g 385円

フォルツァ10 エブリディビオ

 

イタリアのフードブランド、フォルツァ10の
オーガニックシリーズ。

EUとイタリアのオーガニック認証機関の
認証を取得した安全性の高いフードです。

ビーフとチキンの2種類ありますが、
どちらも栄養価はほぼ同じです。

値段:85g 308円

ナチュラルバランス 

ナチュラルバランスはアメリカの
フードブランド。

ナチュラルバランスのウェットフードは
種類がたくさんありますが、
おすすめなのは画像にある缶詰スタイルのもの。

ウェットフードとしては
カロリー高めなので、その分
食事量が少なくて済むのが魅力です。

値段:156g 440円

ドライフードおすすめ

【選んだポイント】

  • タンパク質がほぼすべて動物性のもの
    (グルテンなど植物性タンパク質を多用していないもの)
  • タンパク質に副産物、由来の不明なものを使用していない
  • 穀物、豆、イモなどの糖質の多い食材でGI値が低いものを使用している
    (インスリンの大量分泌による肥満やすい臓の疲労を防ぎたい)
  • グレインフリーにはこだわらない

肉食獣の猫には、高タンパク高脂肪低糖質の食事が理想。
管理人もみじはそう考えてフード選びをしていますが、
ウェットフードはある程度良質なものなら
そのままでかなりの低糖質、糖質ゼロのものも少なくありません。

なので、ウェットフードとドライフードを併用する場合、
ドライフードはあえて高タンパクのものは避けています。
どっちも高タンパクだと糖質が少な過ぎちゃうんですよね。

ご紹介するドライフードも、高タンパクのものはありません。
でも、ウェットフードが苦手で、
たくさん食べられない、まったく食べられない、
そんな猫さんの場合は、高タンパク高脂肪のものを
選んだほうがよいと思います。

また、グレインフリーにはこだわってません。
グレインフリーは穀物アレルギー防止によいと言いますが、
アレルギーの大きな原因は、持続する消化不良の積み重ね。
きちんと消化できれば問題ないわけで、
【腸活】で消化力を高めれば、問題なく食べられるものだと思っています。

すでに穀物にアレルギーのある猫さんには
グレインフリーのものを探してあげてくださいね。

アーテミス

アーテミスはアメリカのフードブランド。
プレミアムフードと呼ばれるものの中では
脂肪が多めなのが特徴、
我が家のレギュラーフードの
ひとつになっています。
食が細いからカロリー高めの食事を、
でも高タンパク過ぎるのは避けたい、
という場合におすすめ。
他にグレインフリーの
オソピュアグレインフリーもあります。

 

値段:1kg 2116円

アズミラ クラシックキャットフォーミュラ

アズミラのドライフードは
タンパク質も脂肪も控えめ。
ドライフードだけの食事では
ちょっと物足りないのですが、
ウェットフードと併用することで
上質なフードに変身します。

穀物類はすべて全粒なので
低GIを達成できているのもポイントです。
リン値も他のドライフードより低めです。

値段:1kg 2530円

ギャザー キャット フリーエーカー

ギャザーはカナダのフードブランド。

原材料のうち、70%以上が
アメリカやカナダの
オーガニック認証機関の認証を取得している
安全性の高いフードです。

ほどよい量のタンパク質と脂肪で
ウェットフードとの組み合わせがしやすい。

他のドライフードと比べると
リン値が低いのでシニア猫にも安心。

グレインフリーでもあります。

値段:454g 1815円

ウェットフードとドライフード、1日に必要な量は?

管理人もみじは、yahoo知恵袋というサイトをよく閲覧するのですが、
猫に関してよく見かける質問に

1日に何gエサを与えればいいですか?

というのがあります。

実際に回答したことはないんですが、
【腸活】がきちんとできている猫ならば、答えは
「食べたいだけ食べさせてください」です。

【腸活】で猫はこんなに変わる!~管理人もみじの体験談
を読んでいただけるとわかるんですが、
【腸活】の効果が出始めると、猫は食事量が減りますし、
基本的に体に必要な量以上は食べなくなる傾向が高いです。

猫によっては、ちょっと心配になるくらい
食事量が減る場合もあります。

なので1日に何g、とか飼い主側が決めたりしなくても
猫まかせで大丈夫、になるんですよね。

だから管理人もみじは、もう長いこと
猫の食事量をきちんと計ったことはありません。

ただ、油断すると太りやすい猫、極端に食が細い猫の場合、
体重や体型を見ながら多少のコントロールをすることはあります。

それでも1日何g、とか細かくは考えず、
ちょっと減らすとか、もうちょい食べてもらえるよう工夫しよう、とか
わりとアバウトにやってます。

これから猫の【腸活】を始めようとしているあなたも、
そのあたりはあまり細かく考えなくても大丈夫。

とりあえずいつも食べていた量を与えてみてください。
【腸活】の効果が現れてくれば
多ければ猫のほうで残すし、足りないようなら追加する、
そんな感じでふんわりと、あなたの猫に必要な食事量を
把握できれば大丈夫ですよ。

ウェットとドライ、割合はどれくらい?

管理人もみじは、かれこれ13年ほど
猫の【腸活】を実行していて、
食事の量や与え方もさまざまに試行錯誤してきました。

専門家じゃないので、明確なエビデンスとかはありませんが、
経験で言うのなら、ウェットフードとドライフードの割合は
7:3くらいがベストじゃないかな、と思ってます。

ウェットフードが多すぎると、糖質が不足して
腸内環境の悪化につながりますし、
ドライフードが多すぎると、糖質が多すぎたり、
水分が少ないため消化に負担が大きかったりします。

でも、ウェットフードよりドライフードが好きな猫も多いですよね。
理想は7:3ですが、そこまでいかなくてもちゃんと効果は出ます。

無理せず、猫の嗜好にある程度合わせつつも、
少しづつウェットフードの量を確保できるようにしてあげてくださいね。

ちなみに、割合は見た目量でオッケーです。
きっちり何グラムづつ、と計らなくても
ふんわりと見た目量で判断すれば大丈夫ですよ。

ウェットフード、ドライフードの選び方、組み合わせは?

どのウェットフードがいいのかな?
どのドライフードがいいのかな?

このことで迷ってしまう飼い主さんも多いと思うので、
猫の年齢や状態、お悩み別に管理人もみじのやり方を書いてみたいと思います。

具体例は、上で書いたおすすめフードを中心に書きますが、
これじゃなきゃダメ!というわけではないので
あなたの猫の嗜好や状態に合わせて
他のフードでももちろん大丈夫ですよ。

ただし、できる限り良質なものを。

おすすめフードのところで書いた
【選んだポイント】を参考にしてください。
特にタンパク質の品質にはこだわってあげてくださいね。

特に問題のない健康な猫

ウェットフード、ドライフード、どちらも
タンパク質と脂肪の割合が穏当なものを選びましょう。

タンパク質:脂肪の比率がだいたい2:1くらいのものを
選べばオッケーです。

たとえば、
ウェットフード→フォルツァ10 エブリディビオ
ドライフード→ アズミラ クラシックキャットフォーミュラ
など。

【腸活】をよりスムーズに進めるために
ある程度の糖質を摂取できるようにしてあげてください。

ドライフードで調整するとうまく行きます。
たとえば、タンパク質30%、脂肪15%のドライフードだと
糖質はだいたい40%くらいになります。

糖質40%は、そのままだと肉食獣の猫には多すぎますが
ウェットフードと組み合わせることで、
いい感じに調整できるようになりますよ。

肥満が気になる、太りやすい猫

とりあえず、糖質を減らし気味にしましょう。
猫を太らせるのは脂肪ではなく、糖質です。

ウェットフードはさほど難しく考えずに
上でご紹介したものの中から選んでもよいし、
【選んだポイント】にあうものなら別のものでも問題ナシ。

ドライフードは、ご紹介したものより少し糖質が少ないものを。
タンパク質と脂肪が多いものを選べば、
自然と糖質は減るので、高タンパク高脂肪のものを選んでください。

高タンパク高脂肪のキャットフードおすすめ

カロリーは気にしなくていいです。
特に脂肪が多いと自然と高カロリーになりますが、
上で書いたように、【腸活】の効果が出てくれば
猫は自分に必要な量だけ食べれば
自然と「ごちそうさま」ができるようになりますから
カロリーの高い食事なら、その分食事量が減るだけです。

【腸活】の効果が出てきて、体重、体型が安定してきたら
ドライフードはそこそこの糖質量があるものに
チェンジしてあげてくださいね。

偏食、好き嫌いの多い猫

猫の嗜好はガンコ、食べたくないものは食べません。

お腹が減ればしぶしぶ食べてくれる猫ならまだしも、
1日2日くらいは平気で絶食してしまう強者もいますよね。

栄養バランスをー、品質をーと飼い主である私たちが願っても
必ずしも理想通りにいかないことも多いと思います。

それでもあきらめないで!
猫の嗜好に妥協しつつも、ベストじゃなくてもベターを考えましょう。

我が家にも超偏食で好き嫌いの多い猫がいますが、
彼女が食べてくれるウェットフードはひとつだけ。
一応総合栄養食ですが、脂肪が極端に少ないものです。

なので、少ない脂肪を補うために、
ドライフードを脂肪多めのものにする、
ヤギミルクを与える、ペット用オイルを与える、など
工夫をしてベストじゃないけどベター、を心がけています。

フードの組み合わせ、補助的な食事をプラスするなど、
猫さんの嗜好によってやり方は色々工夫できると思います。

完璧、理想にこだわらなくても大丈夫。
あなたの猫に合わせて工夫してあげてください。

シニア猫(13歳~)

シニアと言っても定義は色々なのですが、
ここでは明らかに高齢、と言える猫、
おおむね13~15歳からそれ以上の猫についてです。

高齢の猫の場合、腎不全が心配ですが、
腎臓の状態に不具合がなければ
タンパク質の量は特別に減らす必要はありません。

猫はタンパク質の必要量がヒトや犬より多いので、
病気でもないのにむやみにタンパク質を減らしてしまうと
本来必要な量のタンパク質が不足してしまうこともあります。

上に書いた、「健康な猫」と同じような選び方をしてあげてください。

ひとつ気をつけたいのがフードに含まれるリンの値でしょうか。

若く健康な猫ならさほど気にすることはないですが、
シニア期の猫なら、元気に見えても、血液検査で異常がなくても、
腎機能は少しづつ衰えていくことを前提に、食事を考えていきましょう。

なので、タンパク質は特に減らす必要はないですが、
リンの量が多いフードはできれば避けたほうがいいです。

上でご紹介したフードの中では、
ウェットフードだと、フォルツァ10エブリディビオが
乾燥重量(水分を抜いた状態で計算しなおした正しい栄養素の量)で
約1%、ウェットフードとしては少ないほうです。
ドライフードだと、ギャザーフリーエーカーが約0.7%、
療法食以外のドライフードの中では一番低いほうです。

腎不全の猫のために、療法食に代わるドライフードを
ご紹介している記事もあります。
どのフードも腎臓ケアに適したものでもあるので
参考にしてみてくださいね。

腎臓ケアによいフードを紹介している記事

まとめ

今まで書いてきたことを、ざっくりまとめると

  • ウェットフードとドライフード、両方与える
  • ウェットフードとドライフード、理想の割合は7:3
  • 品質が重要、グルテンなどの植物性タンパク質不使用がおすすめ
  • 品質が重要、副産物や内容がよくわからない肉類不使用がおすすめ

こんな感じでしょうか。

食事の内容は、腸内環境を整える【腸活】にとって
とても大切な要素です。

サプリメントだけ与えれば大丈夫!ではありません。
口の中、そしてお腹に入るものが粗悪だと
サプリメントの効果も十分に生かせないんです。

猫の【腸活】には、良質で栄養バランスの良い食事が大切、
あなたの猫が健やかで元気に過ごしてくれるよう、
【腸活】は食事の見直しから始めてくださいね。

そして食事が整ったら、次はサプリメント選びです。
管理人もみじが長らく愛用している
【猫の腸活】に効果のあるサプリメントを
ご紹介する記事も書いてみました。

食事と同じくらいにサプリメントも重要です。
あなたの愛猫のためのサプリメント選びの参考にしてみてくださいね。

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